赤ちゃんが欲しい!不妊治療まるわかりガイド

基礎知識 まずは病院で検査 赤ちゃんが欲しい!不妊治療まるわかりガイド 不妊の原因とは? 治療で使う薬剤について
注目!不妊治療のステップ 気になる費用は

原因を調べ、自分にあった対策&不妊治療をしよう

CHECK!妊娠しやすくなるには? クローズUP不妊治療体験記
HOME » 不妊治療の第一歩!病院で検査 » 男性の初診&精液検査

男性の初診&精液検査

ここでは、男性の初診や、精液検査について詳しく説明しています。

男性も受診しましょう

診察を受ける男性

不妊治療の検査は「女性が受けるもの」というイメージが強いですが、できれば夫婦やカップルで受けた方が望ましいといえます。

その理由は、不妊の原因が女性だけにあるわけではないからです。逆に男性側の問題が原因になっていると、女性だけの検査では治療方法が決めにくいケースもあります。

かつては、「不妊は女性側に原因がある」という考え方が強く、男性側の原因は曖昧になっていました。そのせいで、今でも男性の中には「自分には問題がない」と思い込んでいる人が少なくないようです。

しかし、多くの研究から男性側にも原因があり、それを改善したら妊娠に結びついたというケースもありますから、一緒に検査を受けることをおすすめします。

初診では触診を行うことも

男性の不妊治療における初診も、女性と同様にまず問診票の記入を行います。

これは病院のホームページから前もってダウンロードし記入するか、来院してから書くことになります。今まで行った不妊治療があり、他の病院からの紹介状があればそれも持参します。もちろん保険証が必須になります。

この後、精巣(睾丸)の大きさを測る触診などの検査を行います。不快に思う人もいるかもしれませんが、痛みなどを伴うものではありません。

精液検査は男性不妊の基本検査

男性不妊の検査において、まず行うのが「精液検査」です。これは射精された精液中の精子の状態を見るもので、精液の量1ml中の精子の数、運動率、奇形率、正常形態率などを調べます。

検査の方法は、2~5日間の禁欲後に精子を採取し顕微鏡下で観察します。特に採取の時期は決められていません。

病院で採取するケースもありますが、自宅で精液を採ることも可能です。「病院では落ち着かない」「誰かに見られているようで集中できない」と感じる人は、自宅で採取するといいでしょう。

WHOが発表した精液所見の基準値は2010年に改定され、次のようになりました。

この検査結果によって、不妊治療方針を決めていきます。また精子数が極端に少ない場合には、男性の血液検査(ホルモン検査)を行うこともあります。

病院で精液検査をする際の注意点

ここでは、精液検査をするときに知っておいた方が良い注意点をまとめています。

注意点①精液検査は複数回行う

男性の精液は精巣で毎日作られますが、生活の中でストレスや生活習慣の乱れによって量が減ったり、質を悪くしたりする可能性が高くなります。適切な検査を行うために、数日の間隔を置きながら複数回の精液検査を行います。

注意点②複数回の検査は同じ病院で

精液検査の条件は検査をする病院によって変わってきます。適正な検査をするためには一定の条件で精液を採取する必要があるので、検査を受けるときは同じ病院で受けるようにしましょう。

注意点③WHOのマニュアルに沿った検査を採用している病院を選ぶ

WHOでは、採取した精液を全量検査します。検査方法は、精液を遠心分離機にかけることで精子などの細胞成分が試験管の底に集まるので、その細胞成分すべてを顕微鏡で調べます。しかし、WHOの検査通りではなく一部の精子だけを見て結果を出す病院もあり、正しい結果が出ない可能性もあります。

精液検査キットなら自宅で簡単に検査できる!

病院で精子を採取するのが恥ずかしい人は自宅で採取して病院へ持って行くこともできますが、やっぱり病院に行くのはまだ抵抗があるという人は精液検査キットで自宅検査してみましょう!

自宅で簡単にできる検査キットでは精子の量が少ないかどうかを調べることができます。この検査で精子の濃度運動率が分かります。検査キットの価格は種類によって大きく変わり、1,000円のものもあれば、10,000円近くする物もあります。最近はスマホで精子を確認することができるキットもあります。

ネットで購入でき、届くときは中身が分からないように梱包されるのでプライバシーも守ることができます。男性不妊が心配だけど、なかなか病院へ足を運ぶ勇気が出ない人は一度自宅でできる検査キットを試してみると良いでしょう。

おすすめの家庭用精液検査キットはこれ!

まずは自分で精子の検査をしたいという人のために、自宅で簡単に検査できるキットの紹介をします。

スマホで簡単にセルフチェック!『Seem』【iPhoneアプリ専用キット】

Seem(シーム)はアプリをインストールしてiPhoneやスマートフォンで精子の姿を確認することができ、濃度と運動率を測定することができます。精子は生活環境などで状態が変わるがSeemで複数回の検査を行うと、自分の傾向を確認することもできます。※使用したキットの再利用はできません。

seem

※購入先によって価格は変動します。

引用元:Amazon.co.jp
https://goo.gl/NrGNCP

顕微鏡で実際に見ることができる!『Micra First Step』【セルフ精子チェック顕微鏡キット】

Micra First Stepは、顕微鏡付きで精液の量や精子の量、濃度、運動量、形態を確認することができます。キッドの内容は顕微鏡やスライド、ピペットなど7種類あるので本格的で難しそうだと感じるかもしれませんが、説明書通りに検査を進めていくと簡単に精子の確認をすることができます。

micra

※購入先によって価格は変動します。

引用元:アイドラッグストアー
https://www.idrugstore.jp/product/53122?

「検査は専門機関に任せたい」という人は郵送検査サービスを利用しよう

自分で精液をチェックしてもきちんとチェックできているのか分からない、失敗しそうで怖いという人もいるでしょう。このように自分で検査することに不安を感じる人は、郵送で専門機関に送って検査してもらいましょう。こちらも専用キットをネットで購入できます。

【検査項目】

【価格】

※種類・購入先によって価格は変動します。

【順序】

ネットから採取キットを購入→精液採取後ポストに投函→臨床検査技師による詳しい検査→メールで結果が届く

郵送検査サービスなら忙しい人でも簡単に採取でき、専門機関による検査で正しい結果を知ることができます。

自分で検査する方法か、郵送して専門機関で検査してもらう方法かどちらを選ぶかは自由ですが、精子は環境によって状態が変わるので複数回検査することをおすすめします。

男性不妊の原因別に見る不妊治療

男性不妊は精子の量や質が正常ではないことで起きますが、原因をさらに詳しく見ていきましょう。

造精機能障害

精巣が小さくなり、精子を作り出したり送り出したりすることが、うまくできなくなる状態です。男性不妊の種類で最も多く、不妊で悩む男性の90%がこの造精機能障害と言われています。

【原因】

などが考えられます。

【治療方法】

※精液に精子が無くても精巣の中にあるなら、手術して採取することができます。

精路通過障害

精巣で作られた精子を通る管の炎症や詰まりなどの問題があって上手く精子を送り出すことができない状態です。

【原因】

【治療方法】

逆行性射精

精液が出るときに尿道を逆流して精液が膀胱に流れてしまう状態です。逆行性射精は、射精時に精液の一部が逆流して外に出る精液の量が少ない「不完全逆行射精」と、精液全量が逆流してしまい外には少しも出ない「完全逆行射精」の2種類あります。

【原因】

【治療方法】

精索静脈瘤

精巣の血流が弁の機能低下などによって逆流して心臓に戻ることができず、血管が膨張して瘤ができてしまう状態です。血管が膨張して血液が溜まることによって精巣内の温度が上がり、精子ができにくくなります。

【原因】

【治療方法】

精子無力症

精液検査を行い精子運動率が40%以下、前進率が32%以下の状態です。

【原因】

【治療方法】

無精子症

精液に精子が見つからない状態のことで、閉塞性と非閉塞性に分けられます。

【原因】

閉塞性・・・精子の通り道で感染症が起きているか、鼠径ヘルニアの手術を受けた人はその後遺症によって閉鎖している。

非閉塞性・・・ホルモンが正常に働いていないか、精巣で精子を作る機能に問題が生じている可能性が高いが、はっきりとした原因を見付けるのは困難なこともある。

【治療方法】

閉塞性・・・塞がっている箇所を精路再建手術で治療可能。

非閉塞性・・・ホルモンが正常でない場合はホルモン剤を注射する。そうでない場合はわずかに作られている精子を顕微鏡下精巣精子採取術で取り出して顕微授精を行います。

パートナーのためにも検査を受けよう

まだ不妊の原因は女性にあると考えている男性も多くいます。不妊の原因が自分にあったらどうしようと不安な気持ちになるのも分かりますが、不妊の詳しい原因はきちんとした検査を受けてみないと分かりません。原因が分からないままだと最適な治療を始めることもできず、治療期間も長引いて奥さんに負担をかけてしまいます。大切なパートナーのためにもしっかり検査を受けて、不妊治療にとりくみましょう。

不妊治療の前に
知っておきたい基礎知識

妊娠しやすくなるには?
おすすめ対策法

不妊治療の第一歩!
病院で検査

不妊治療のステップ

タイミング法

人工授精

体外受精

顕微授精

その他高度医療

不妊治療にかかる費用

不妊治療で使われる薬剤

不妊の原因

不妊治療・先輩たちの
体験談